ブログパーツUL5
SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
CATEGORIES
ARCHIVES
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
OTHERS

06
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
--
>>
<<
--

タケとあられのブログ

リタイアした夫婦が、郷里の片田舎で両親の世話をしながら、農業や自治会の仕事に追われ、ゆとりがあるはずだった生活に揉まれながら諦めずに趣味に拘り、二人三脚で生き方を模索する、、、そういう記録を発信します。
岡っ引き源捕物控(三)を読む
0

    「岡っ引き源捕物控(三)」  庄司圭太 光文社文庫

     

     「迷子石」と「爪紅」の2編からなる。多忙を極めて、読書をする時間が無かった。読みかけて、暫く止まっていたものをこのほどようやく読了した。

     

     三作目で、同じような展開かと思いきや、かなり手の込んだストーリー展開だった。内容は省くが、スリで捕えた男を子分にする。これがなかなかいい働きをする。

     地道に聞き込みをして、事実を積み重ねていく。この手法は全く変わらない。手の込んだ謎解きをシリーズで読ませるあたりは、腕が良いと言える。お勧めだ。タケ

    | 読書 | 20:13 | comments(0) | - | - |
    「岡っ引き源捕物控」(2)を読む
    0

       「岡っ引き源捕物控」(2)  庄司圭太  光文社文庫

       

       シリーズ物の2作目だ。文章が上手いと思う。謎解きの展開も面白い。1作目では、妹の死を調べる展開だったが、2作目から、認められた岡っ引きになる。岡っ引きは、世襲のようなものでもある。親がお上から十手を預かり、その子が後を継ぐというパターンが往々にしてある。主人公源次の父が岡っ引きだった。父の遺品の中に十手を発見して、事件を解決したことから与力から認められる。

       

       二作目ではまた、手下が出来る。捕まえたスリに気に入られて子分にすることになる。ここまでがシリーズの準備段階と言える。

       

       地道に聞き込みで情報を積み重ねていく手法は、推理小説の世界では伝統的なものだ。手抜きをせずに謎解きのきっかけをつかむ。その過程は退屈だが、説得力がある。私はこういう手法は好ましく思う。タケ

      | 読書 | 21:30 | comments(0) | - | - |
      白孤の呪いー岡っ引き源捕物控を読む
      0

         「白狐の呪い」−岡っ引き源捕物控  庄司圭太著 光文社現代小説文庫

         

         シリーズの1作目だ。先に、たまたま9作目を読んで、作品に惹かれた。その後残りを手に入れて読み始めたものだ。1作目も、先に読んだ9作目も同じように面白い。登場人物が個性的だ。ストーリーが同じような展開を示す。最初に謎めいた事件が起きる。手がかりが少ない中で、一つ一つ丁寧に足で調べ上げて言う、その過程の先にヒントが現れ、解決に至るという、いわばスタンダードな展開だ。問題は、事件の全容が、途中まで殆ど分からない。そのため、どんどん引き込まれていく。組み立てが上手いのだろう。

         時間は余り掛からなかった。続けて読むのが良いかどうか迷う。タケ

        | 読書 | 15:26 | comments(0) | - | - |
        「孤独の歌声」を読む
        0

          「孤独の歌声」  天童荒太  新潮文庫

           

           同じ著者の本は、随分前に「永遠の仔」を読んでいた。いろんな意味で印象が強烈で、当時は人の運命に深く引き込まれた記憶がある。どぎついという印象に似ていた。その時までの自分の運命と比較して考えていたと思う。同じような作品は続けて読めなかった。

           

           かなり年月が経った今、久々にこの本を手に取った。実は、この作品の方が「永遠の仔」より早い作品だった。筆致がよく似ているのも当然だろう。作品では、登場人物が過去の過酷な人生経験を精神的に引きずりながら生きる。過去の悲劇が自分のせいだと責める気持ちと、仕方が無かったと慰める気持ちが錯綜する。そこに、他人との距離を感じて、いつしか孤独を求めるようになる。淋しさと隣り合わせのような秘めた心理が根底にある。

           

           ー抜粋ー

           「淋しさを感じさせる声は、数は少なくても珍しいものではありません。ただこの「淋しい」にも、ふたつ種類があると、アンケートによって発見され、音の質の上でも分けられたんです。ひとつは、淋しくてつらい、或いは悲しい、やりきれない、、、、。これが殆どです。残る、もうひとつ。これは、本当に数が少ないんですけど、、、、、淋しいんだけど慰められる、淋しいけれども励まされる、淋しいけど勇気が出る、、、」

           「淋しいけど、慰められる、、、」

           「何人もいないんですよ。いないんだけど、これ偶然なのかなんなのか、あとでへーって思いましたけど、ここにあてはまっている人は、とても多いんです、、、、歌手の人が」

           「、、、、歌っている声だったんですか。」

           「それじゃあ実験になりません。みんな普通に話している声を選んできたんですよ。たとえ外国人の声であっても、エディット・ピアフもジョン・レノンもキャロル・キングも、、、」

           「彼の声は、そこにあてはまるのですか。」

           「そう、孤独の歌声」

           「孤独の歌声?」

           

           作品のタイトルのヒントになる部分のように感じた。スト−リーの展開は切れ目なく続き、結末まで引き込まれるようだ。タケ

          | 読書 | 12:44 | comments(0) | - | - |
          「捨て首ー岡っ引源捕物控(9)」を読む
          0

             捨て首ー岡っ引源捕物控(9)  庄司圭太  光文社文庫

             

             これはシリーズの9巻目だ。昨年の図書館祭りのブックフェアで貰った時代小説だった。これ1冊しかなかった。

             読んだ印象は良かった。面白い。謎解きの手法が、足で集めた情報を手繰っていくもので、説得力がある。予断を許さない考えの岡っ引源次の姿勢が頼もしい。ややもすると、少ない手づるから飛躍した推理で辿り着くという展開ではないのが好ましい。だが、時に、じれったくなる。そのおかげで助かる命も助からないという結末にもなる。罪科を背負う登場人物は、こうした過程で悉く命を失う。

             文章が上手い。繰り返しなど余計な表現がない。会話が多くいが、会話と解説が重複するということもない。結末は、捕物としてはごく一般的な物だが、最後まで読み切らせる面白さがある。

             

             ネットで1巻目から注文した・勿論中古で、ブックオフオンラインだ。タケ

            | 読書 | 19:23 | comments(0) | - | - |