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タケとあられのブログ

リタイアした夫婦が、郷里の片田舎で両親の世話をしながら、農業や自治会の仕事に追われ、ゆとりがあるはずだった生活に揉まれながら諦めずに趣味に拘り、二人三脚で生き方を模索する、、、そういう記録を発信します。
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「烈炎に舞う」を読む
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    「烈炎に舞う」  落合信彦  集英社

     

     ハードボイルドのような作品だった。山本一力のあと、何を読もうかと迷った。「楊令伝」は中断している。少し軽めの小説を選んだ。長女が、読み終えている本をまとめて送って来た。その中の1冊がこの本だった。落合信彦の著作を読むのは初めてだった。

     

     文章が大変読みやすい。というより、気取ったような文章表現や描写がない分読み進むのが早い。しかもストーリー展開が早い。

     物語は、グローバルな政治や経済の裏で、いかに早く正確な情報を掴み駆使するかを売りにする企業や、情報エージェントを駆使して国家や体制の転覆すら起こしかねない組織やその仕掛け人を描いた物語だ。詳細には語れないが、時代背景はかなり古い。過去に起こった歴史上の出来事の裏に、体制転覆を狙った策謀があったという前提から書かれた小説だ。

     情報が、いかに重要かということを知らされる。そのためには、人脈のネットワークが必要になる。

     

     作品の中で我が国の有り様が語られる。閉鎖型社会だと。よく理解できる。国家が、社会が、そして歴史が閉鎖的な枠組みで構成されている。国民は自ら変わることが出来ない。その代わりに閉鎖的な社会で生きる術を身に付ける。国際化などといっても本質的には変わらない。せめて若い世代が変わることを選択しなければいつまで経っても閉鎖的だ、という。

     

     情報戦から命のやり取りにまで発展する。それが実に迫真の展開だ。この辺りの描写は上手いと思った。タケ

    | 読書 | 22:22 | comments(0) | - | - |