2015.07.24 Friday
きぬむすめ現地指導会、いきいき農業塾現地観察
2015.7.23(木)雨のち晴れ。朝方まで雨が降った。また台風がやってくるかと嫌な予感を抱く。そうではなかった。午前中は曇り、その後快晴で蒸し暑い日になった。
2つの予定があり、迷った。欠席して草刈りをしようかと。しかし、出ることにした。それが結果として良かった。
○「きぬむすめ」現地指導会
農協が主催して、品種ごとの栽培指導を行う。「きぬむすめ」はブランド化したコシヒカリに劣るが、最近鳥取県では食味が向上して昨年度の食味コンテストで特Aの評価を得た。温暖化と天候不順でコシヒカリの品質が下がり「きぬむすめ」が脚光を浴びた。
我が集落では早くから注目して、低価格でも量産体制を目指した。組合長として先陣を切って着手した。結局集落では私だけだった。(コシヒカリへの愛着が強い)
今日の指導内容は、これから時期を迎える穂肥と防除時期の確認だった。年始に配付された栽培ごよみ通りでないのが常で、年々の状況を踏まえた判断を聞く。これを栽培の参考にする。
今年は、田植え後の苗の活着が遅かったとして、生育も数日遅れているそうだ。現地では苗を観察して出穂時期を特定する。30日後と言う判断だった。8月22日だ。サンプルとなった水田の田植えが5月25日で、我家の場合6月2日の田植えだから8月30日の出穂ということになる。
単純に考えるとそうだが、現実は違う。圃場の条件やこれからの天気次第だ。日照が多ければ生育が早まる。要するに、生育状況を見て判断せざるを得ない。
色々考えた結果、1回目の穂肥を8月2,3日。2回目をその10日後とした。水の管理は、全般に間断かん水を行う。きぬむすめの収穫時期が遅く、それに合わせて水分補給を行う。間断かん水はひたひたではなく、無くなりそうになると水たまり程度に取水する。生育過程で水分と酸素を補給するためだ。
もう一つ、きぬむすめは肥料を多目に与えると穂数が多くなる特徴がある。一般に、コシヒカリでは穂肥の必要性については両論あるが、きぬむすめの場合、葉色が落ちると元に戻りにくいらしい。養分を切らさない注意が必要だ。さらに、日照が多い時は、稲のストレスが高まり、穂に回すべき澱粉を消費するらしい。すると穂の澱粉量が減り米の「白濁化」に繋がる。
こういう説明を聞けただけでも有意義だった。
○いきいき農業塾
午後日照が厳しくなり暑い。軽トラックで集合場所へ向かう。今日の内容は近隣の野菜栽培農家を訪問して圃場で説明を聞く。面白い企画だが、暑くワンポイント、気を引くものが無かった。
集合場所で点呼。次の集合場所へそれぞれ向かう。そこで、再び点呼。その後圃場へ向かうというふうに手間取る。行先を間違えて全員が揃わないという事態も発生した。
訪問した農家は、トマトにきゅうり、キャベツにブロッコリーなど日常台所で使う蔬菜類を栽培販売していた。農協への出荷の他に直販店を設け、端境期には独自のルートで出荷するという大農家だ。8人を常時雇い、ビニールハウス40棟を管理していた。
低価格帯の野菜では、ハウス1棟の売上が70万円で、高い商品では90万円と聞く。とても大きい農家だ。それだけに、栽培は勿論、出荷販売面の苦労話も聞かされた。

生徒たちは、どちらかと言えばそういう話よりは、栽培技術であったリ、病害虫対策のほうに関心があった。と言うのは、特別な野菜ではなく、路地の空き地で誰でも栽培するような野菜のためだ。我が家にしても大体は自給自足している。
面白い話を聞いた。道すがら辺りに高く伸びたトウモロコシ畑が広がっていた。逞しく、美味しそうな実が沢山付いていた。
ある奥さんに聞く。「映画は見ますか。」「まあ。」(余り見そうでない。)「ケビン・コスナーを知っていますか。」「知りません。」(やっぱり)「有名な俳優です。ボディガードとか。フィールド・オブ・ドリームという映画では、トウモロコシ畑に入るとタイムスリップして昔の有名なや野球選手が出てくる。トウモロコシ畑を見るといつもこの映画を思い出して、、、」
意味は通じたが、反応がさっぱりだった。農家の方に聞く。「あれらの逞しいとうもろこしは栽培方法が違うのですか。」「ああ、あれは家畜の飼料用です。」「つまり、そういう品種ということですか。」「食べられないこともないが、まずいですよ。」
(そういうことだったのか)
更に補足がある。「人間の食用か家畜の飼料かを見分ける方法は、畝の有無です。人間用は畝を作ります。畝がなければ家畜用です。」(成る程、フィールドオブドリームっで見たトウモロコシ畑は確かに丈の高い逞しい物だった。あれは飼料用だった。アメリカではとうもろこしは殆んど家畜の餌だった。それが、我が国にも輸出される。)
帰り道でひまわり畑に遭遇した。停車して撮影。

帰宅すると庭のパイナップルあじさいが満開だった。

○畑へ
家にはあられが居なかった。出かけた形跡があり、畑だと察する。畑に赴くと案の定、草取りや栽培中だった。みょうがの根のあたりに芽が出ていた。

初物だ。その他、プルーンやポポのみを観察、まだ先のことだ。いんげんとトマトの収穫を手伝って帰宅した。タケ
2つの予定があり、迷った。欠席して草刈りをしようかと。しかし、出ることにした。それが結果として良かった。
○「きぬむすめ」現地指導会
農協が主催して、品種ごとの栽培指導を行う。「きぬむすめ」はブランド化したコシヒカリに劣るが、最近鳥取県では食味が向上して昨年度の食味コンテストで特Aの評価を得た。温暖化と天候不順でコシヒカリの品質が下がり「きぬむすめ」が脚光を浴びた。
我が集落では早くから注目して、低価格でも量産体制を目指した。組合長として先陣を切って着手した。結局集落では私だけだった。(コシヒカリへの愛着が強い)
今日の指導内容は、これから時期を迎える穂肥と防除時期の確認だった。年始に配付された栽培ごよみ通りでないのが常で、年々の状況を踏まえた判断を聞く。これを栽培の参考にする。
今年は、田植え後の苗の活着が遅かったとして、生育も数日遅れているそうだ。現地では苗を観察して出穂時期を特定する。30日後と言う判断だった。8月22日だ。サンプルとなった水田の田植えが5月25日で、我家の場合6月2日の田植えだから8月30日の出穂ということになる。
単純に考えるとそうだが、現実は違う。圃場の条件やこれからの天気次第だ。日照が多ければ生育が早まる。要するに、生育状況を見て判断せざるを得ない。
色々考えた結果、1回目の穂肥を8月2,3日。2回目をその10日後とした。水の管理は、全般に間断かん水を行う。きぬむすめの収穫時期が遅く、それに合わせて水分補給を行う。間断かん水はひたひたではなく、無くなりそうになると水たまり程度に取水する。生育過程で水分と酸素を補給するためだ。
もう一つ、きぬむすめは肥料を多目に与えると穂数が多くなる特徴がある。一般に、コシヒカリでは穂肥の必要性については両論あるが、きぬむすめの場合、葉色が落ちると元に戻りにくいらしい。養分を切らさない注意が必要だ。さらに、日照が多い時は、稲のストレスが高まり、穂に回すべき澱粉を消費するらしい。すると穂の澱粉量が減り米の「白濁化」に繋がる。
こういう説明を聞けただけでも有意義だった。
○いきいき農業塾
午後日照が厳しくなり暑い。軽トラックで集合場所へ向かう。今日の内容は近隣の野菜栽培農家を訪問して圃場で説明を聞く。面白い企画だが、暑くワンポイント、気を引くものが無かった。
集合場所で点呼。次の集合場所へそれぞれ向かう。そこで、再び点呼。その後圃場へ向かうというふうに手間取る。行先を間違えて全員が揃わないという事態も発生した。
訪問した農家は、トマトにきゅうり、キャベツにブロッコリーなど日常台所で使う蔬菜類を栽培販売していた。農協への出荷の他に直販店を設け、端境期には独自のルートで出荷するという大農家だ。8人を常時雇い、ビニールハウス40棟を管理していた。
低価格帯の野菜では、ハウス1棟の売上が70万円で、高い商品では90万円と聞く。とても大きい農家だ。それだけに、栽培は勿論、出荷販売面の苦労話も聞かされた。

生徒たちは、どちらかと言えばそういう話よりは、栽培技術であったリ、病害虫対策のほうに関心があった。と言うのは、特別な野菜ではなく、路地の空き地で誰でも栽培するような野菜のためだ。我が家にしても大体は自給自足している。
面白い話を聞いた。道すがら辺りに高く伸びたトウモロコシ畑が広がっていた。逞しく、美味しそうな実が沢山付いていた。
ある奥さんに聞く。「映画は見ますか。」「まあ。」(余り見そうでない。)「ケビン・コスナーを知っていますか。」「知りません。」(やっぱり)「有名な俳優です。ボディガードとか。フィールド・オブ・ドリームという映画では、トウモロコシ畑に入るとタイムスリップして昔の有名なや野球選手が出てくる。トウモロコシ畑を見るといつもこの映画を思い出して、、、」
意味は通じたが、反応がさっぱりだった。農家の方に聞く。「あれらの逞しいとうもろこしは栽培方法が違うのですか。」「ああ、あれは家畜の飼料用です。」「つまり、そういう品種ということですか。」「食べられないこともないが、まずいですよ。」
(そういうことだったのか)
更に補足がある。「人間の食用か家畜の飼料かを見分ける方法は、畝の有無です。人間用は畝を作ります。畝がなければ家畜用です。」(成る程、フィールドオブドリームっで見たトウモロコシ畑は確かに丈の高い逞しい物だった。あれは飼料用だった。アメリカではとうもろこしは殆んど家畜の餌だった。それが、我が国にも輸出される。)
帰り道でひまわり畑に遭遇した。停車して撮影。

帰宅すると庭のパイナップルあじさいが満開だった。

○畑へ
家にはあられが居なかった。出かけた形跡があり、畑だと察する。畑に赴くと案の定、草取りや栽培中だった。みょうがの根のあたりに芽が出ていた。

初物だ。その他、プルーンやポポのみを観察、まだ先のことだ。いんげんとトマトの収穫を手伝って帰宅した。タケ